三五十五Blog

塩ラーメンの食券を買って席に着くと、
「シオラメンデスネ。ライスノサービスアリマスケド」
「あ、じゃあ、お願いします」
待っている間に同じく塩ラーメンの客が入って来て、俺の横に座った。
しばらくして、また塩ラーメンの客が、そのまた隣に座った。
それぞれ、俺の時と同じ様なやりとりをして厨房に伝えに行く店員。
すぐに戻ってきたかと思うと
「シオラメンノオキャクサマ」
「はい！」三人が一斉に手を上げる。
「オマチドサマデシタ」
な、な、何と一番最後に入って来て、今座ったばかりの野郎に出される塩ラーメン！
俺がたのんだライスも一緒に･･･。
ついさっきの事なのに、こいつ憶えてないのか？パニックになる程忙しくもないぞ！
「ちょっと、こういう順番で三人とも塩なんですけど･･･」指で示しながら言うと
「ジュンバンデスカラ。スクニデキマスカラ」
「じゅ、順番って･･･エ？？？」
その店員のキッパリとした言い切り方にちょっとひるむ俺様。
「あ、ライスはいいや」と言っていたくせに、平然とした顔で、
飯から食ってやがる。

オマチドサマって、こいつは全然待ってねーよ！
こいつも、座ったばかりですぐに出てきたら、普通おかしいと思うだろ！
大阪駅の立ち食いそば屋じゃねーんだから！
俺が一言言った時点で気が付けよ！
お前ライスは要らねーって言っただろうが！何食ってんだよ！
そんなナレーションが頭の中を過ぎる。

少し経つと、調度、俺と次に来た客のそれと同じ位の時間差で、
「シオラメンノオキャクサマ」
「はい！」また二人同時に手を･･･。
オイオイ！お前もさっきの一言で気が付いてるはずだろ！
自分も抜かされて、チェって舌打ちしてただろ！
ナレーションのボリュームがアップする。
しかし、そいつは、自分の前に出された塩ラーメンとライスを
そ知らぬ顔で食い始めやがった。
「コッチハ、イソガシインデスカラ」とでも言いたげな態度でそそくさと
厨房に戻っていく店員。

腹を立てても仕方がない。ここはジッと我慢だ。
こいつとこいつの入って来た時間差の分だけ待てばいいんだから。
しかし、いつまで待っても出てこない。
遅いなあ！と思っていると、ばか店員が俺の前に立ち
「オキャクサマノチュウモンハ、ナンデシタッケ？」
絶句！
予想通りライスは出て来ませんでした（笑）。
腹がへってる時に、やられるとホント腹立つよなぁ！

三五十五 2006/02/13(Mon)07:35:58 #edit

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